琴海の嵐(15)

昇の江戸での活動は、練兵館の塾頭に就いたころから活発になってきます。とくに、小五郎との関係から交際範囲が広がっていきました。 当時、小五郎は、安政6年(1859)に執行された吉田松陰の処刑で、幕府に対する、強い反感を抱き始めていました。小五…